まさか鉄山靠がゴジラ映画で見られるとは思わなかった
鉄山靠(てつざんこう。本来は貼山靠と書くらしい)。
中国に伝わる拳法のひとつ「八極拳」の技で、達人に使われると相手は首が骨折して即死することもあるらしい。
ちなみに「靠」という漢字は「もたれる」という意味である。
とある鉄山靠の練習風景
自分が鉄山靠という技の存在をはじめて知ったのは、「バーチャファイター」という3D格闘ゲームであった。
アキラというキャラが使う鉄山靠、コマンドは難しいがとにかくダメージが大きく、連続技の最後に組み込んで使うことで、相手キャラにほぼ即死クラスのダメージをあたえていたようだ。
なぜ語尾が「ようだ」かというと、自分にはそんなむずかしいコマンドは出せなかったからである。
かんじんのバーチャファイターの鉄山靠の動画、検索してもあまりいいものが見つからなかったので、見つかったら教えてほしい。
さきほど観た「ゴジラ対ガイガン」で、ただの脇役怪獣だと思っていたアンギラスが、なんとキングギドラに鉄山靠を3連発で決めるシーンがあり、感激してしまった。
逃げるガイガンにゴジラがブレス攻撃をすれば、もしかしたら屠れたのではないか。
ゴジラ映画、どう見てもザコっぽい怪獣以外は、「殺す」というより「やっつける」が多く、もしかしたら制作側の子どもが観る作品だからという意図があるのかもしれない。
そうだとしたら、ドラクエで戦闘に勝つと「モンスターをやっつけた!」と表示されるのと同じである。
(ザラキという呪文で攻撃するとふつうに「◯◯は いきたえた!」)と表示されるのは、ここでは見ていないことにする。
などと書いていたら、次のゴジラ映画である「ゴジラ対メガロ」の途中でオッサンが乗っている長距離トラックの運転席に、ふつうに女性のヌードのポスターが貼ってあったので、気のせいかもしれない。
さて、というか、もう話題にふれてしまったが、ゴジラである。
いまは「ゴジラ対メガロ」に集中したい。
かなりゴジラ映画も消化してきたはずだ。
それにもかかわらず、まだ自分がまだ生まれていない年の映画なのがすごい。
ゴジラ映画、層が厚い。