ゴジラ映画をすべて観た人が語るブログ

スマホを横にして見るといいらしいです。

でんぱ組.incの格闘ゲームが出たらシンゴジラの評価はどうなるのか

もう20年以上前になるかもしれないが、leaf(いまは名前がちがうと思うけど忘れた)というメーカーのギャルゲーに登場するキャラクターだけを集めた同人格闘ゲームがあった。

その名は「Queen of heart」。通称「QOH」。

このゲームは、格闘ゲームを「わかっている」、leafのゲームを「わかっている」人々がつくっていたようで、とにかくよくできていた。

当時は、商業ベースでさえ格闘ゲームはどうしようもないクソゲーが氾濫していたにもかかわらず、QOHはほかに類を見ない操作性を誇っていた。

しかも2対2の4人同時プレイにも対応しているという神仕様。

さらに、leafのゲームをやりこんだ人ならニヤリとせずにはいられない超必殺技の数々。

「痕」「To heart」などにドップリだった自分は、ありえないくらいハマったものだ。

連日連夜、だれかの家に泊まりこんで麻雀をし、あまったメンツはQOHをやるという、謎の完成された空間がそこにはあった。

よくだれも飽きなかったと、いま思い返すと不思議である。

さて、leafの「White album」というゲームには、ふたりのヒロインが登場する。

ネタバレになるので詳細は伏せるが、ゲーム後半に主人公の男性をめぐる、たいへんな修羅場シーンがある。

QOHでは、このふたりが対戦したときのみ、White albumの修羅場を再現するという演出まで用意されている。

ワールドヒーローズ」という格闘ゲームには投げられたら投げ返すというやりとりが搭載されていたが、それの超必殺技版である。

簡単に説明すると「ビンタ→ビンタ返し→ビンタ返し返し」である。

 

格闘ゲームで超必殺技が発動したときのシーン(念のため)

 

ちなみに、QOHでの最強キャラ談義は10時間くらいでは決着がつかないと思うが、個人的には、キャラ名を忘れてしまった、バレー部のカッコをしたコがいちばんだと思っている。

あすか120%」という格闘ゲームをベースのお手本にしたと思われるQOHは、技と技がぶつかると、いわゆる「相殺」が起きる。

そのまま出した技がスンナリ入ることなんて稀であり、相殺に相殺を重ねてようやくダメージが通る。

しかし、いざ技が入ったらもう、連続技のパラダイスである。

バレー部のコは、いちど投げ技を決めてダウンした相手にサーブをぶつけて、跳ねた相手に空中技判定の投げ技を決めたあと、さらにアッパーのような対空技(通常技なのにやたら判定が強い)で浮かせて、フランケンシュタイナーのような技を決めたりと、とにかくやりたい放題。おぼえてないが、10連続くらいは余裕で技が入った記憶がある。

こんなに強いバレー部のコでも、これまたキャラ名を忘れた金髪ポニーテールの外人キャラのスーパーアーマーには歯が立たず、さりとて金髪ポニーテールのスーパーアーマーすらむんずとつかんでジャイアントスイングをする帰宅部のコがいたり、そのへんはカオスなカンジでバランスが取れていた。さらに、先述したとおり、QOHは2対2の対戦が可能である。

こんなゲーム、いくらやっても飽きるはずがないのだ!

 

なんで、いきなりこんな古いゲームの話になっているかというと、自分がちょくちょくライブに参加させてもらっている、でんぱ組.incというアイドルのメンバーが「もしでんぱ組.inc格闘ゲームが出たら〜」なんてtwitterでツイートしていたからである。

個人的には、アイドルのメンバー同士が殴りあうようなゲームはダブーなのかと思っていたが、メンバーが話題に出すなら、意外とアリなのでは? と思ってしまった。

そのへん、どうなんだろう?

もし同人ででんぱ組.inc格闘ゲームをつくろうとしている向きがあったら、ぜひやってみてほしい。

そのさいは、古参しか知らないようなエピソードもガッツリと組みこんでほしい。

プレイしながら「なにこの技、ぜんぜん意味がわからない。たぶん古参しか知らないヤツだ病んだ~」などと楽しみたい。

ただし現状、同人格闘ゲームのレベルは、かなり高いはず。

そこの腕に自信のあるサークルさん、どうだろうか?

 

 さて、ゴジラである。

とは、今夜はならない。

たまには自分だって、ゴジラ以外の記事を書いてもいいと思う。