フロッピーディスクとシンゴジラの感想が同じであってはならない
すでに知らない人のほうが多そうな単語。
「フロッピーディスク」である。
なんでも、「フロッピー」というのは、英語で「ペラペラした」「ピロピロした」という意味らしい。
ペラペラしたディスクだから、フロッピーディスク。
つまり、ペラペラしていないディスクは、厳密にはフロッピーディスクとは呼べないのではないか。
こんな底辺ブログ(ただし志は高い)を読んでいるような若い人が知っているフロッピーディスクは、おそらく3.5インチだろう。
あんな小さくてペラペラしないようなディスクは、フロッピーディスクとは呼べない。
フロッピーディスクというからには、せめて5インチはほしい。
ちなみに自分は、職場で8インチのフロッピーディスクを使っていたことがある。この大きさのディスクのペラペラさといったらもう、ほかに形容しがたい。
リアルに「ペラペラ」と音がするレベル。
みんなにも、8インチのフロッピーディスクのペラペラ度をぜひ体験してほしいものだ。
どうしても8インチのフロッピーディスクにさわりたいと思ったら、写植の文字を出力するアルバイトがあるので、やってみてはどうだろうか。
ちなみに、フロッピーディスクはドクター中松が発明したというのはデマらしい。
最初に日本の企業に買ってほしくて東芝に持ちこんだが、まったく相手にしてくれなくて、しかたなくアメリカのIBMに持ちこんだら、すぐに買い取ってくれたというエピソードを30年以上信じていた自分がアホすぎる。
さらにいえば自分は、サッポロビール社の最終面接で、面接官がなにを聞いてもいっさい答えない就活生がいて、「なぜキミはさっきからなにも言わないんだ!」とキレたら、就活生が「・・・・男は黙ってサッポロビール」と答えて一発で採用されたというデマエピソードも信じていた(怒)
(当時のサッポロビールの広告に「男は黙ってサッポロビール」というフレーズがあったらしい)
そこで、ゴジラである。
フロッピーディスクのような薄っぺらい感想をエラそうにのべるのは、いただけない。
twitterでも連日連夜、シンゴジラの感想をめぐって炎上騒ぎが起きている。
リスクヘッジが重要だ。
シンゴジラの感想をネット上に公開するうえでの最大のリスクヘッジ。
それは、過去のゴジラ映画をすべて観ることに、ほかならないのである。