とある競馬ゲームの思い出とゴジラ
ネットゲームが登場してもうずいぶん経つ。
これはかなりの古参アピールになると思う。
ビデオカードでいうと、VoodooとかTNTが登場したあたりである。
Voodooは、Voodoo5の設計思想の失敗で死亡した感がある。
なお、いま出ているどんな高性能なビデオカードよりも、「アンリアルトーナメント(初代)」「Diablo2」がヌルヌルと動くのは、Voodoo5である。
とくにアンリアルトーナメントにおいては、ゲームがはじまる前に青い文字でなんたらかんたらと表示されるが、Voodooカードだとその表示がなく即ゲームが開始される。
そのあいだになにかしらの処理がされているのだろう。
つぎにやったのは「ウルティマオンライン」だが、これはまた別の機会に長々と書きたいのでパス。
そこで、ダービーオーナーズクラブオンラインである。
ここでは、セガの「ダービーオーナーズクラブ オンライン」という競馬を題材としたネットゲームを取り上げたい。というか徹底的に叩きたい。
まずこのゲームを買ってパソコンにインストールして起動しようとしたが、ダメだった。
当時、Voodoo5のビデオカードを装着してブイブイ言わせていたが、なんとこのダービーズクラブオンラインは、Voodooが使っているGlideという技術には対応しておらず、Direcct3DとOpenGLという技術にのみ対応していたように記憶している。
ここでアツく語ってもだれも読んでくれないと思うから省略するが、ちょうどこの時期にVoodooつまり3dfxとNvidiaの立場が逆転した。
で、このダービーオーナーズクラブオンラインというネットゲームを起動するために、自分はVoodoo5を取りはずし、GeForce3というビデオカードに換装したのである。
ああ、なんであんなクソネトゲのために・・・・。
このクソネトゲのためにビデオカードを変えたせいで、あきらかに自分のアンリアルトーナメントでの勝率は落ちた。
そして、ついに起動するダービーオーナーズクラブオンライン。
このゲーム、結論から言ってしまうとクソゲーであった。
自分はダービースタリオンのようなゲームを想像して買ったのだが、これがとんでもないゲームであった。
家を買うとはいっても、サーバー上に存在する区分けだけのエリア。
これはドラクエXをはじめ、ほとんどのネトゲで採用されている方式である。
家なんかどうでもいい。
いちばん頭がおかしいのは、馬を育てるために、釣りやカジノで資金を稼がないとならないという点だろう。
あまりおぼえてないが、農業や料理なんかもやっていた気がする・・・・。
実際、馬に関わる時間の100倍くらい、釣りをしていたような記憶がある。
競馬ゲームなのに、やっていることはふつうのネトゲ。
モンスターを倒してレアアイテムをゲットする要素もなし。
ひたすら労働労働労働。
なんでリアル世界で労働して帰宅してからネットでも労働しなくちゃならないんだ(怒)
ネトゲは、いかにこの真理をごまかすかにかかっていると思うが、このゲームにはそういった要素がまったくなく、とても悲しいゲームであった。