なぜ日本人はシムシティがヘタクソなのか。それと・・・・
当時、一世を風靡した「シムシティ」というゲームがある。
ジャンルはシミュレーションゲーム。
市長となり、住居地域と商業地域と工業地域をウマく配備して、人口100万人超えの「メガロポリス」を目指すゲームである。
スーパーファミコン版が有名なので、プレイしたことがある人は多いだろう。
なんかマリオの像とかがもらえるらしい。
そう。自分は恥ずかしながら、スーファミ版のシムシティをプレイしたことが、ない。
自分がはじめてプレイしたシムシティは、IBM-PC版のモノクロ版であった。
つぎにプレイしたのが、PC-98版のアナログ16色とデジタル8色に対応しているバージョンであった。
このゲーム、どうも常識がある日本人ほど、プレイがヘタクソなようだ。
まず、ゲームだということを忘れてリアルなゲームだと考えてしまうらしい。
そしてまず序盤で、火力発電所や工業地域から道路を大きく延ばした先に住居地域を設置する。
そうすると、いきなり交通渋滞が起こり人口がまったく伸びない。
住居地域は公害とは無縁の空気がキレイなほうがいいだろう。
そして、商業地域は、住居地域と工業地域のあいだにあったほうが便利にちがいない。
こうして、日本人プレイヤーはシムシティをウマく攻略できずに「むずかしい」と判断してしまう。
日本人には通勤電車という習慣がある。
自宅から職場まで1時間かかる人は、めずらしくもなんともない。
なかには毎日新幹線に乗って通勤するサラリーマンもいるという。
しかし、アメリカ人にはそんな習慣は、ない。
むこうの人は、転職したらその近くに引っ越すのがあたりまえらしい。
つまり、アメリカ製のシムシティの場合、公害の多い工業地域の近くにも工業地域用の住居地域が必要なのである。
リアルなゲームだと考えてプレイする日本人がヘタクソなのは、アメリカ人にとってリアルなゲームなのが原因だということだ。
こう考えると、シムシティに再チャレンジしたいと思う人も多いのではないか。
ぜひ、やってみてほしい。
と、ここまで書いてきて衝撃的な事実に気づいた。
そこで、ゴジラである。
このシムシティ、地震や竜巻、原子力発電所のメルトダウンなど、いろいろな災害が起きるのだが、そのなかに「怪獣」というのがある。
この怪獣という災害、とつぜん都市に出現してなぜか原子力発電所に向かって歩き、街を破壊しまくる。
怪獣に踏まれた地域は火事になって、消防署の数が足りていないとそこでほぼゲームが終わるレベルの壊滅的なダメージを受ける。
この怪獣が、ゴジラにソックリである。
そして海外版のシムシティではワニにしか見えないのも、それっぽい。
自分はシムシティには、周囲がドン引きするくらいハマった経験がある。
そんな自分がゴジラについてのブログを運営しているのも、なにかおもしろいなあと思った次第である。