100推しという険しさ
自分のオススメするアニメソングベスト100みたいな記事を一週間かけて書いたのに、ぜんぜんはてなブックマークがつかない(怒)
みたいな内容の記事を書いているブログがあり、アニメソングの記事はぜんぜんだったようだが、そっちの記事がみごとに炎上して、はてなブックマークがつきまくったというできごとをここ二日間で観察していた。
個人的には「ベスト100」と「オススメ」という言葉が組み合わさると、信頼度が大幅に下がる気がしているが、どうだろうか。
じっさいにその記事を読んでみたが、せいぜい5行。
2行くらいしか解説していない曲もあり、ヘタをしたらtwitterでヲタクがするアイドルへのリプライのほうがよっぽど長いのではないかというレベルだった。
人に本気でなにかを勧めたいのに5行はない。
そもそも、駅前でチラシを配られても受け取らないのに、ネット上のだれかもわからない人が猛プッシュしてくるアニメソングを「おもしろそう!」と聴いてみるとは、とても思えない。
はじめは無名でも、キッチリとした内容で記事を書いていれば、いずれ読者が増えて、信用が積み重なったところではじめてベスト100なりの記事を書けばいいのではないだろうか。
しかし、それでもベスト100は険しい。
「さんざん悩んだあげくに、この10曲にしぼった。苦渋の決断だった」
くらいのほうが読むほうも身が入るというものだ。
たとえばなかよくなってデートをした相手にオススメの本を聞いて、いきなり100冊もタイトルを挙げられたら、どうだろうか。
確実にその日のうちに別れるだろう。そしてオススメした側は、今後の人生でアイドルからレスが来ることは、ない。
逆に、ベスト1000の記事なら目立っていいかもしれない。
サウザンドバースト。