ゴジラ映画をすべて観た人が語るブログ

スマホを横にして見るといいらしいです。

とんちんかん台湾旅行レポートとゴジラに思うこと

自分もたまにライブを観に行くアイドルグループのでんぱ組.incがライブをするということで台湾に行ってきたが、これが思いのほか楽しかったので、ここに書いておこうと思う。

どれくらい楽しかったかというと、いまの若者の言葉で言えば「ありえんよさみが深い優勝ウケるwww」といったカンジだろうか?

 

まず今回の自分が乗った飛行機だが、いわゆる「ピンチケ飛行機」と呼ばれる航空会社の便だった。

なんのことかというと、いわゆるLCCである。

ちなみに「ピンチケバス」は、深夜バスのことである。

 

自分は今回はじめてピンチケ飛行機に乗ったので、勝手がわからずにかなり緊張してしまった。

ネットで調べると「機内食が出ない」「無銭ビールがない」「座席がせまい」とのこと。

これは、ありえん不便みが深い!

さらに飛行機の乗り場も「第3ターミナル」という、聞いたことのない場所で、ありえん距離を歩いてたどり着いたンゴ(怒)

(若者の言葉を使ってみたが、これで正しいのかはイマイチ自信がない)

 

ということで成田空港では、自分のキモチ悪いお友だちのひとりであり、己の世界観を大切にするヲタクと合流できたので、フードコート的な施設でリンガーハットのちゃんぽんを腹に詰めこんだ。

 

ピンチケ飛行機の中は狭かったが、自分は風光明媚メンに思われたのか、万が一飛行機が墜落するときはスッチーのお手伝いをするという非常口の真横の座席にしてもらえたので、多少は広かった。

ピンチケ飛行機でなんといってもいちばん衝撃的だったのは、座席の前の下部にモノを収納できる網がなかったこと。

てっきりあるものだと思っていたので、龍角散のど飴の袋を前の座席にひたすらこすりつける変態みたいになってしまった。

しかもスッチーに「そこに収納はありません」と言われたので、おそらく「こいつピンチケ飛行機に乗ったことないのかよwww」と思われた可能性が高い。

 

離陸してから台湾に到着するまではヒマだったので、ひたすらiPhoneでテキストを入力していたら、前回の記事が完成してしまった。

 

さて、気づいたら台湾の桃園国際空港に到着していた。

日本との時差は1時間。

ちなみにこの時点で深夜の1時。

入国審査もなにも言わなくてもスンナリと通過。

すぐに両替商の窓口で20000円を台湾ドルに両替。

手数料やらをロクに確認もしなかったが、6100台湾ドルくらいになった。

 

空港からホテルがある近くの台北の駅に行く手段はタクシーしかないのだろうと思いきや、なんと24時間運行しているバスが15分間隔で運行しているという。

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125台湾ドル(約375円)で1時間くらいかかって台北駅に到着。

それなりに豪華なバスだったのか、ピンチケ飛行機よりも座り心地がよかった。

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バスが到着するとすぐに、キモチ悪いお友だちでもある、ピースサインが似合うヲタクと、元ピンキーTOのヲタクがむかえに来てくれて合流。

さらに帽子が似合うイケメンのヲタクからは、台湾のピンチケビールをいただいてしまったので、その場でいきなり500mlを飲み干した。

台湾の缶ビールは500mlで40~50台湾ドル。日本円だと120円~150円くらいだろうか。

安い、安すぎる。

 

 なんでも近くに24時間営業の飲茶店があるということで、タクシーに乗って移動することに。

 タクシーの運賃は150台湾ドル前後で、これを4人で割ったら・・・・数学は苦手なのですぐには出てこないが、ひとりあたり数十台湾ドルだったと記憶している。

安い。とにかく安い。

 

飲茶店は真夜中にもかかわらず席のほとんどが埋まっている。

半数以上の客はテーブルに突っ伏して寝ていたりボーッとしていた。

この雰囲気・・・・そうだ、深夜のファミレスだ。

 ビンのピンチケビールとコカコーラを数本と、青菜の炒め物や骨付きの肉、あんかけチャーハンに海鮮焼きそば、よくわからない謎のスープなどを注文しても、トータルの金額は2000台湾ドルもいかなかったのではないだろうか。

骨付きの肉がやたらとウマかったが、多いので残してしまった。まさに豪遊。

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食事が終了した時点で3時をまわっていたと思うが、再度タクシーに乗ってホテル近くまで移動。

ここでホテルがちがう己の世界観を大切にするヲタクとはいったんお別れ。

 

ホテルに入る前にコンビニに寄るが、店内には異臭が立ちこめていた。

どうやらドス黒い液体に浸かっているゆで卵が異臭の正体のようだった。

1個10台湾ドルだったのだが、なんとなく敬遠。

(なお、このゆで卵は、ほぼすべてのコンビニにあるようだった)

 

やはりピンチケビールが安い!

見たことのないピンチケビールを4本ほど購入。

日本のビールも売っていたが、台湾にいるあいだは徹底的に無視しようと決めた。

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ホテルに着くと、先にチェックインしていたキモチ悪いお友だちの台湾や香港にくわしいヲタク、推しジャンが高いヲタク、すべての現場にいるヲタクと合流。

この時点で夜中の4時をすぎていたように思う。

 

ピースサインが似合うヲタクは、ベッドに倒れこむと誇張ナシで5秒で眠りに入り、そのままイビキの爆音上映会がはじまってしまった。

自分は買ったビールをすべて飲んでから横になったら、いつのまにか寝てしまったようである。

 

翌日は10時前後に起床。

順番にシャワーを浴びて、外出の準備をする。

日射しが強烈なので、日光アレルギーの自分はすぐに日焼け止めを身体に塗りたくった。

まずは朝食だと、近くの食堂へ。

台湾や香港にくわしいヲタク大活躍である。

 

「周記肉粥」という店で、よくわからないモノがいろいろ入ったおかゆと、排骨みたいな鶏の唐揚げっぽい肉、サメの肉の冷製、鶏肉の冷製を食べる。

なお、今後の飲食店すべてでそうだったのだが、どうも台湾の飲食店はドリンクの持ち込みに対してなにも言ってこないようだ。

ゴミクズみたいな人間なので、ホテルを出て朝食をとるまでのわずかな時間にもビールを飲みたくなってしまうため、ビールをコンビニで買ったはいいが、半分くらい残った状態で店に入ってしまった。

言われたら捨てればいいだろうと思って、堂々とテーブルの上にピンチケビールを置いたが、なんのおとがめもナシだった。

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朝食を終えたら、タクシーで台北にある新幹線の駅へ。

タクシーのドライバーが日本語を多少話せるらしく、しきりに夜はストリップに行くんだろう? と聞いてきたのが印象的であった。

 

新幹線に乗る前にも当然ピンチケビールを何本か購入しようとしたが問題が発生。

日本の新幹線の場合、名古屋なら2本、大阪なら3本くらいなので、今回の台中までの移動時間なら2本くらいでいいかなと思ったが、なんということだ、500mlのビールが売っていない! しかたがないので、350mlを4本購入した。

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と、ここでとつぜんフランス人のヲタクと合流。

そのままいっしょに台中へ行くことに。

 

新幹線は内装のほぼすべてが日本の新幹線と同じであった。

これは日本のライセンス的なモノを買っているのかもしれない。

 新幹線の中での約1時間は、完全に厄介ピンチケのどんちゃん騒ぎ。

窓から投げ出されなかっただけで、ありがたい。

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台中駅から、でんぱ組.incのライブ会場までは、やっぱりタクシーで。

 

でんぱ組.incのライブの様子や物販でのチェキの内容などは、このブログを読んでいる人が興味があるとはとても思えないので、省略。

どうしても書いてほしいという人が多くいれば、書くかもしれない。

どうもライブは撮影可能だったらしいが、ふだん撮影禁止に慣れているキモチ悪いお友だちは全員撮影など余裕で無視していた気がする。

とりあえず、会場にいるあいだにピンチケビールを8本は飲んだだろう。

 

 ライブが終わると、新幹線でふたたび台北に。

夜は士林夜市という台湾で最大の夜市で、ピンチケビールを片手に屋台で食べ物を楽しんだ。

肉まんがひとつ35台湾ドル。クサい豆腐が30台湾ドルなどと、ビールに負けず劣らずのピンチケ価格である。

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屋台に飽きると、地下の食堂街に行き、ガッツリと食事をする。

慣れてきたので、ピンチケビールの持ち込みも堂々としたものである。

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 この時間に、私立恵比寿中学のヲタクが日本から台湾に到着。

先ほどでんぱ組.incがライブをしたのと同じ場所で翌日ライブをするらしい。

 

この時点ですでに夜中のいい時間だったが、前日に行った飲茶店で合流することに。

きのうはすごく安いと思ったこの店も、先ほどの夜市の地下の食堂を経験してしまうと、ボッタクリ価格に思えてくるからこわい。

日本に帰ったら、いっさい外食ができなくなるのではないかと不安になってしまう。

合流した私立恵比寿中学のヲタクはでんぱ組.incにも造詣が深く、なんだかんだで盛り上がってしまい、やっぱりピンチケビールをたくさん飲んでしまった。

 

いい時間になってきたので、タクシーでホテルまで。

コンビニでピンチケビールのついでに、前日は売っているのに気づかなかった透明な酒も購入。

値段は40台湾ドル。アルコール度数が22だったので、ここだけを見ればピンチケビールよりさらに安い。

結論からいうと、この酒の正体は、ほぼ泡盛であった。

この日の夜は、台湾や香港にくわしいヲタクのイビキ爆音上映会に(怒)

避難して、ヒョウ柄のヲタクと関西のねむちゃんヲタクと朝まで語らってしまった。

 

翌日の昼ごろに、ホテルをチェックアウト。

きのうの強烈な日射しとはうってかわって、大雨である。

夜に帰国するまでは完全にフリーだし、やることも決めていない。

月曜の宗像フェスを回すヲタクたちとはここでお別れ。

いったい、どんな悪いことをしていたら、平日に九州でやるライブを観に行けるんだろうか・・・・。

 

とりあえずメシを食おうと、天天利美食坊という店に入り、魯肉飯(肉みたいなのがかかっているごはん)やカキオムレツなどを食べる。

魯肉飯は1杯30台湾ドルウケるwww

さらに、目玉焼きのようなものが上に乗っている。

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卵をめくると・・・・?

 

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ペロ~ン♪

犯罪的なウマさであった。

備えつけの謎ソースをかけると、ウマさが倍増。

当然ここでもピンチケビールの持ち込みは問題ナシだった。

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 そのあと阿宗麺線という店で、店員が大きな鍋からカップに入れてくれる謎の麺も食べる。

これは50台湾ドルくらいだっただろうか。

麺なのにレンゲで食べるというルールらしく、だれも疑問を抱かずレンゲで麺を夢中になって食べていた。

カツオだしが思いっきり効いたダシに、そうめんよりも細い麺と謎の肉と謎のキノコが入った、説明しようのない謎の麺だった。

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このあと元ピンキーTOのヲタクが有名な金魚のカタチをしたティーバッグに入っているお茶を買いに行きたいとのことで、みんなで北投という駅へ移動。

有名なお店のようだが、やたらとへんぴな場所にあり、となりの建物では機嫌の悪そうなオッサンが金属の箱に向かってドリルや溶接をして大騒音をかき鳴らしていた。

自分は買わなかったが、元ピンキーTOのヲタクとヒョウ柄のヲタクが1500台湾ドルくらいを払ってお茶を買っていた。大富豪なのだろうか。

 

近くに有名な温泉エリアがあるとのことで、高級な風呂屋に行くことに。

高級とはいっても、エッチな要素は皆無である。

 

来たのは北投青磺名湯という風呂屋。

なんとビルの中に温泉がある。

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入浴料は120台湾ドル

 

「男湯」と書かれた扉をくぐると、湯船が出現した。

もう一度いう。

「男湯」と書かれた扉をくぐると、湯船が出現した。

 

脱衣所が存在しない。湯船の前で服を脱いでテキトーに棚に入れたら、シャワーで身体を流してとっとと湯船に浸かれというシステムらしい。

湯船はノーマルと高温と水風呂があり、高温の湯船の温度表示には「45±2℃」と書いてあった。

おそるおそる足を高温湯船につけた瞬間に「これはヤバい」とわかるほどの熱さである。

それでも実際に入っている人はいるので、同じ人間なのだから入れないことはないはずだと再チャレンジ。

覚悟を決めて身体ごとドボンと浸かる。

 

これは日本のテレビで観たことがある。

高温の湯船に浸かっていた時間に応じてアピールする時間を与えられるというヤツだ。

こうなったら20秒間はガマンして、ここにいる人たちにこのブログを宣伝してやろうと思ったが、10秒も持たずにギブアップ。すぐに湯船から飛び出してしまった。

すると、現地の古参らしいオジサンが身振り手振りで「そこはヤバイからそっちにしろ」と教えてくれた。

勇気を出してオジサンが指し示した位置に身体ごと浸かると、さっきの場所ほどは熱くなく、自分でもガマンできるレベルだった。

どうも、最初に入った場所の後ろにある金属製のパイプが高熱を発しているようだ。

 

最初は熱くて入れないようなお湯も、勝手がわかれば楽しめるようになった。

やはり、古参が新規にやさしい現場は最高である。

新規が古参を尊敬する現場も最高である。

執拗なストーカー行為は、ホントによくない。

 

風呂場を出てから、その思いはますます強くなった。

 

あとで調べて判明したが、この風呂場の湯は青湯(強酸性硫鉱泉)というらしい。

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 なにかしらの効果があったのだろう、足が軽くなった自分たちは、近くにある「世界で最も美しい図書館25選」にランクインしているという図書館へと向かった。

 

この図書館の周囲、やたらと人がいて、ぜんぜん美しい図書館らしさがない。

この人ごみ、どこかで見たことがあるぞと思ったら、例のアレであった。

 

そう、ポケモンGOである。

 台湾では日本より遅れてリリースされたらしい。

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 日本のブームよりも、台湾のブームのほうがヤバかった。

どう考えてもポケモンを知らないだろうとツッコみたくなるような老人までがタブレットとにらめっこをしてポケモンを捕まえていた。

 

ここで香港や台湾にくわしいヲタクが悪ノリ動画を撮ろうと提案。

そこそこ信憑性があってレアなポケモンを教えてくれというので、カイリュウあたりがいいのではないかと答えた結果がこれである。いろいろとヒドい。

  

 

そのあとは昨日と同じように夜市へ。

自分は台湾に着いたのは土曜日の夜だったのだが、金曜に着いていたキモチ悪いお友だちが、金曜の夜に夜市でめちゃくちゃカワイイ店員を見たので、もう一度会いたいという。

 

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どら焼きというのは、もしかしたら銅羅の形状からなのかと一瞬だまされそうになる提灯に遭遇。

 

ここでまた、フランス人のヲタクと合流。

フランス人のヲタクから香港や台湾にくわしいヲタクに入ったLINEの内容によると

 

「かわいこちゃん、いたよ」

 

とのことらしい。

 

個人的には、フランス人のヲタクが「かわいこちゃん」なんていう、20世紀の言葉を知っていたのに衝撃を受けた。

もしかしたら「ピチピチギャル」という言葉も知っているかもしれないので、こんど聞いてみようかと思う。

 

問題のカワイイ店員がいるという店に到着。

どうも、日本の大阪で売っている「◯くろーおじさんのチー◯◯ー◯」に近いモノを売っている店のようだ。

とにかく人気のようで、すごい行列のうえ、6個くらいまとめ買いをしている人も多い。

香港や台湾にくわしいヲタクがすごいことを言い出した。

 

「あのコにLINEのIDを教える」

 

このヲタク、マジでピンチケである。

 

動画を観るとわかるが、しっかりとLINEのIDを書いた紙を受け取ってくれているカワイイ店員の様子がわかる。

ちなみに2016年8月30日の時点ではまだ、カワイイ店員からの連絡は来ていないようである・・・・。

 

そろそろ帰国の時間である。

さみしいが、すこし早めに空港へ移動。

残り時間も徹底的にピンチケビールを飲む。

 もはやこの台湾旅行で、ビールを何ml飲んだか自分でも把握できていない。

 

帰りは逗子行きの電車に乗るが、あまりにも疲れていたのでつい、グリーン車に手を出してしまった・・・・。

そしてグリーン車に座ってから、衝撃の事実に気づいてしまった。 

 

台湾はとても楽しい国であった。

ムダに漢字検定2級という資格を持っている自分には、英語圏よりもよっぽど動きやすく、外人を見るとカモだと考える人もいないので、将来は台湾に住むまであると思ってしまった。

 

そこで、ゴジラである。

ゴジラVSキングギドラ」をようやく観た。

これで残り11作品のはずだ。