終わってほしい? 終わってほしくない?
「ゴジラ2000」を観た。
個人的には駄作だと思ったが、ついに劇中に出てくる記憶媒体が、リールテープやカセットテープから、MOになっていたのを見て感動した。
50年ちかく前から続くゴジラ映画をつぎつぎと視聴していくこの感覚は、まるでタイムマシンに乗っているような気分である。
また、新しい作品になるにつれ自分が知っている俳優が出てくるのも趣が深い。
ゴジラ映画も残り8作品。
ようやくシンゴジラが視野に入ってきた。
そこで、思う。
そもそもこのブログの主旨は、シンゴジラを観る前にすべてのゴジラ映画を観るというものである。
自分がもし、シンゴジラを観た感想をここに書いてしまったら、どうなるのだろう。
そう。そのあと、このブログはどうなるのか。
ブログのタイトルは「ゴジラ映画をすべて観た人が語るブログ」である。
「ゴジラ映画をすべて観た人」が「語る」ということは、ゴジラについて語らないといけないという縛りはないという逃げ道もあるだろう。
しかし、それでホントにいいのか。
たとえば、子どものころに夢中になった、ドラゴンクエスト3。
序盤はとにかく先が見たくてしかたがなかった。
はやく新しい武器が買いたい。
はやく新しい呪文をおぼえたい。
はやくこの洞窟を抜けて先のマップに進みたい。
親にやめろと言われても「あとすこしでセーブするから」と、とうてい理解されない理屈を持ちだして、やめない。やめない。
オーブを6個集めてラーミアに乗れるようになると、マップ上のどこへでも行けるようになる。岩山さえ越えられる。
このあたりで、子供心にも「あ、そろそろ終わっちゃうんだ」と思う。
しかし、ここでドラクエ3は大きく裏切ってくれた。
アレフガルドの登場である。
まだたくさんドラクエを楽しめる!
それでも、竜王の城までたどり着いてしまうと「あ、こんどこそホントに終わっちゃうんだ」と思う。
あれだけ先を見たいと思っていたのに、いつのまにか終わってほしくなくなっているのだ。
以前にも書いたが、いまの気分が、これにソックリである。
ドラクエ3には、職業を変えて最初からプレイしなおすという、いわゆる2周目がある。
映画には、2周目はない。
映画を2回観るのは、見落としていたところを確認するだけの作業である。
ドラクエ3のように、途中で内容が変わるということは、ない。
なお、こういった一瞬終わるかと思ったのに、さらに倍くらい楽しめるようになる展開が待っているゲームのなかでもとくに優秀なのが「ドラゴンナイト4」「ワーズワース」である。
この2タイトルは、エロゲーだが・・・・。
この記事を読んでいる人が18歳以上なら、機会があったらぜひプレイしてみてもらいたい名作だが、ワーズワースのほうに関しては、windows版は完全にクソゲーなので、やるならMS-DOS版にすること。
べつに神エロゲーと名高くはないが、自分は神エロゲーだと断定しているMS-DOS版と謎のビデオカード依存の3D要素が投入されたwindows版は、完全に別モノである。
ワーズワース、できるだけ多くの人にプレイしてもらいたい。MS-DOS版に登場する、主人公に一途なニーナちゃんの魅力に、はたしてあなたは最後まで抵抗できるだろうか。