森川葵さんが出ている『恋と嘘』について。
新型コロナウイルスが猛威をふるう現在、在宅状態を楽しめる人が勝ち組なことは疑いの余地がないが、みなさんにおいてはどうだろうか。
個人的にはSNSとのつきあいかたを考えさせられることが多くなったが、まあそんなことはどうでもいい。
そこで『恋と嘘』である。
自分がわざわざ恋愛映画を観るということは、そう。
森川葵さんが出ているからである。
しかも主演やったー!!
設定としては、極端な少子化問題をかかえる政府が打ち出した策として、相性のいい男女を自動でマッチングして結婚相手にするという世界である。
そこで森川葵さん演ずる仁坂葵ちゃん(役名も葵さんなの最高すぎる)とマッチングした高千穂蒼佑(佐藤寛太)と、葵ちゃんの幼なじみの司馬優翔(北村匠海)の三角関係といったところか。
例によってネタバレ全開で話をすすめるが、森川葵さんは政府のつくったしくみになんの疑問もいだいていないので、マッチングされた相手に期待してワクワク。
一方、幼なじみの北村匠海はずっと森川葵さんに恋愛感情をいだいているが、それを表には出せずにマッチング相手との幸せを願うという態度をとる。
マッチングされた相手、つまり佐藤寛太は大病院のせがれで、結婚相手としてはほぼ完璧である。
映画を観て10分もしないうちに、最終的には森川葵さんと北村匠海がくっついてハッピーエンドなんだろうなと予想できたし、じっさいそのとおりだった。
ただ、北村匠海はステージ3の脳腫瘍をわずらっているという微妙なハズしかたをしてくるのが、意外とよかった。
観たあとにwikipediaで調べると、なんと原作では映画と逆で、男ひとりに女ふたりの物語だという。
これはまた思いきった改変をしたものだと思ったが、いったいどういう内容なのか想像もつかない。
そして森川葵さんの活躍する姿を見るためだけに観たわけなので、ここから原作を開拓しようという気分はみじんもない。
森川葵さんは「ウソをつくときに前髪をさわるクセがある」という設定が、じつに効果的に使われていた。
ふだんはこういう恋愛モノに出てくる描写のほとんどが「こんなのねーよwwww」みたいに片づけてしまうのだが、この映画のデートシーンはじつにリアリティを感じた。
ていうか、自分がそういうシチュエーションを経験してきただけの話なんだろう。
いろんな恋愛を経験してきた人ほど恋愛モノをおもしろく感じるのかもしれない。
原作がどうかはわからないが、「政府の決めた相手と結婚する世界」というので、もっとこう厳格なルールでガチガチにしばられた内容を想像していたので、すこし拍子抜けした。
なんなら「毎日の給食のあとにカプセルを支給されて、それを飲むことを義務づけられているけど、それに疑問を持った生徒どうしがあらゆる困難を乗り越えて駆け落ちしてホントの愛を成就する」みたいな映画だと思っていた。
クスリを飲まされる系もいまではありふれた設定になってしまった感があるが、元祖はいったいどれなんだろう?
そういえば、よくある少女マンガのシチュエーションとして「遅刻トースト少女」があるが、専門家が調べたところでは、そのような少女マンガは実在しないらしい。
もしかしたら、クスリを飲むような作品も実在しないのかもしれない・・・・。
かんじんの森川葵さんはもう、カワイイの極み。
いまどきの女子高生らしさ全開でタマランチ会長。
2017年、つまり3年前なので、森川葵さんが22歳のときである。
22歳の女子高生最高すぎる。
完全に合法。
キレイな手のアップも多めで、手フェチの自分にとってはサービスカット以外のなにものでもない。
女性のほうからいまの関係を進展させるためにグイグイといく役はいままでたぶん見てないので、そういう意味でもすごくよかった。
ただ単純に森川葵さんが出ているのが原因かもしれないが、個人的には『君の膵臓をたべたい』といい勝負になると思った。
視聴環境:TSUTAYA TV レンタル配信
森川葵さん度 ☆☆☆☆☆
出会ってからチューするの早すぎ度 ☆☆☆☆☆
「自分のしあわせは自分が決める」って、できているようでなかなかできないよね度 ☆☆☆☆☆