ゴジラ映画をすべて観た人が語るブログ

スマホを横にして見るといいらしいです。

「戦場の狼」における、ゴジラの影響

20世紀の遠い昔、「戦場の狼」という縦スクロールのアクションゲームがあった。もしかしたら、シューティングゲームかもしれない。

このさい、そんなことはどうでもいい。

 

このゲーム、8方向移動+マシンガンと手榴弾という2種類の武器だけで、ほかの要素がまったくない。

 

マシンガンは射程が中途半端なうえに、レバーを倒している方向にしか撃てないので、逃げながら攻撃するといった行動ができない。

近くの敵を倒すためには敵の方向を向く(敵の方向に移動する)必要がある。

そして、敵に触れるとミスで残機が減ってしまう。 

榴弾が投げられるのは真ん前だけ。さらに弾数制限がある。

いまこのゲームが置いてあっても、100円玉を投入する気にはならないかもしれない。

 あとになってから、そういった問題を解決した「怒(いかり)」というループレバー(検索してくれ)を搭載したゲームが別のメーカーから出たが、これはもう難易度が鬼すぎて、1コインクリアできるプレイヤーがいたのかどうか、かなりあやしい。

 

戦場の狼には、「軍曹」という、攻撃はしてこないのに倒すと高得点のキャラが出現するが、たまに歩く方向がバグっているのか、後ろ向きにスーッと滑るように移動しながら出てくる。

 

自分はそれを先に見ていたものだから、マイケルジャクソンのムーンウォークをはじめて見たときは「あ、戦場の狼のパクリだ!」と本気で驚いた。

 

そこで、ゴジラである。

自分の知識のアンテナだけで、パクリだなんだと決めつけて貶める行為は、それだけで自分の首を絞めているようなものだ。

パクリとリスペクトのちがいを理解できないのも恥ずかしい。

いま自分が見ている、その景色を信じたいものだ。

はなっから斜に構えて作品を鑑賞するほど、愚かなことはないと思う。

自戒をこめて、ここに記したい。