パックマーン パックマーン しゅきしゅきー! (オレもー!
どこかのブログが炎上すると、その炎上について記事を書くブログがある。
ホントに気持ちが悪い。
中にはそれを専業としたブログもあるみたいで、まるでつねに獲物を求めてさまようハンターのようである。
「獲物を求めてさまようハンター」などと書くとカッコいい気がしてしまう。
「暴走族」や「不良」と同じで、呼び方がカッコいいとそれにあこがれてしまう一定の層がいるということは、この先も知っておいたほうがいいだろう。
ストーカーも同じである。
そもそも「stalk」とは、どこの国の言葉かは忘れたが「相手に害を与える目的で忍び寄る」という意味らしい。
「ストーカー」などとカッコいい呼び方ではなく、もっとカッコわるい呼び方にしたほうがいい。
「犯罪者寄りの変質者」などでよい。
「◯◯寄りの箱推し」くらいには、カッコわるいほうがよい。
ところで「ストーカー」がつくタイトルのゲームには名作が多い。
「ランドストーカー」
「レディストーカー」
「ヴァンパイアハンター ダークストーカーズリベンジ」
「メタルストーカー」
「S.T.A.L.K.E.R. Shadow of Chernobyl」
などだろうか。
これは「ストーカー行為はゲームの中だけにしておきましょう」という、ゲーム業界なりのやさしさなのかもしれない。
そこで、「パックマン」である。
まさかこのブログの読者でパックマンを知らないような恥ずかしい超ウケる人はいないと思うが(もしいたら、罰としていますぐ石けんを使って手を洗ってくること)、言わずと知れた超有名ゲームである。有名どころか、偉大と表現してもいいだろう。
追ってくる4匹のモンスターをよけながら、迷路内のドットをすべて食べる。
ただこれだけのゲームが、1980年以来、いまでもアーケード基板の販売台数のギネス記録になっているらしい。
自分が子どものころは、迷路内のドットは「エサ」と呼ばれていた記憶があるが、最近は「クッキー」と呼ぶのが主流のようだ。
パックマンの地位が上がった証拠だろう。
パックマンはモンスターに触れると死ぬが、パワーエサを食べた直後、モンスターが「イジケ状態」になっているあいだだけは、逆にモンスターに触れると食べることができる。あいだもも。
このイジケ状態、1面では10秒くらい続くが、高次面になると0秒になる。
0秒だと意味がないと思うかもしれないが、モンスターはイジケた瞬間に方向転換するので、モンスターをギリギリまで引きつけてからパワーエサを食べれば、一瞬だけモンスターがパックマンから逃げるという状況が生まれるため、それでやりすごせる。
また、パックマンに登場する4匹のモンスターは、それぞれパックマンを追ってくるアプローチのしかたがまったくちがう。
これも人気が出た原因だと思われる。
赤いモンスターは「OIKAKE」
とにかくまっすぐ追いかける。つねにパックマンのあとを追う。
水色のモンスターは「KIMAGURE」
迷路の中でパックマンと点対称の位置に行こうとする。
つまり、追いかけていない。
オレンジのモンスターは「OTOBOKE」
とくに決まりはなく、自由に行動する。
とはいえ、パックマンにはクリアするパターンルートが存在し、そのルートをたどればオレンジも毎回同じ動きをするので、なにかしらの法則がプログラミングされているのは確実である。
ピンクのモンスターは「MACHIBUSE」
つねにパックマンの目指す位置に先回りしようとする。
ここですごい動画を観てもらいたい。
それぞれのモンスターの動きに注目して何度か観ると、モンスター4匹にそれぞれ性格づけされているのが理解できるだろう。
1980年の時点でこのゲーム内容は、オーパーツ的存在だと言わざるを得ない。
ちなみに断言してもいいが、パックマン登場から2016年10月1日までのあいだに、おそらく3000を軽く超えるくらい、どうしようもないクソゲーが世に出てきただろう。
このパックマンを追いかけるモンスターの動き。
アイドルを応援するヲタクのパターンにも、みごとに当てはまる。
赤いモンスタータイプのヲタクは、とにかくアツい。
推しているアイドルのためなら、どんな困難も乗り越える気合いと根性がある。
ただし、熱しやすく冷めやすいヲタクが多いかもしれない。
水色のモンスタータイプのヲタクは、頭脳派か。
わりとおとなしめだが、内に秘めた推しを想う心はどのタイプよりも強い。
想いが強すぎて勝手に病んで自爆するヲタクが多いかもしれない。
オレンジのモンスタータイプのヲタクは、自由奔放。おもしろいことが大好き。
決められたルール内で最大限に楽しむのが得意で、行動を制限されるのをなによりも嫌う。
ある意味ヲタクの理想像。自分もこうなりたい。
ピンクのモンスタータイプのヲタ
※文章は、ここで途切れている