森川葵さんが出ている映画『OVER DRIVE』について。
この映画に関しては森川葵さんを知ってからかなり早い段階で観ていたのだが、イマイチ印象がうすい。
こんな辺境ブログを見にくるような物好きな連中は、当然この映画を視聴済みのゴリゴリの森川葵さんファンだろうが、いちおう概要をザックリとだけ。
過去になんかあった兄弟(ラリードライバーの弟とメカニックチームの兄)が、すったもんだがありつつもマネージャーとして森川葵さんが登場して、森川葵さんはほとんど関係ないところで過去のなんかを解決して優勝をめざす映画。
すごい。
ネタバレがないのにすべてがわかってしまう概要だ。
なんなら短歌くらいの文字数でも説明できるのではないか。
(さすがに俳句ではムリ)
乗っている「ヤリス」というクルマは、なんか見たことあるんだよなと思ったら、どうやら日本では「ヴィッツ」として売っていたらしい。
とくに書くことがないな今回は。
森川葵さんの出番はそこそこあるけど、兄弟にそこまで踏み込んでもいないし、ある程度の説教はするんだけど、決めゼリフ的なものがない。
吉田鋼太郎が森川葵さんに向かって「セックス」と言って困らせるのも、大幅なマイナス査定。
こんなの中古車だったら逆にカネを払って引き取ってもらうレベル。
まあ映画的には兄弟をメインにすえたラリー作品をつくりたかったので、森川葵さんはマスコットキャラクター的な存在だったのだろう。
邦画にはラリーレースをあつかった映画は数えるほどしかないらしい。
自分もラリーは20年以上前にセガサターンでやった『セガラリー』での知識しかない。
当時はセガサターンのマルコンが神デバイスで、どちらかというと『DAYTONA USA』というレースゲームにハマっていた。
もともとアーケードにあった『DAYTONA USA』だが異常に移植度が高く、サターン版で練習すればアーケード版もちゃんと完走できた。
とくに中級コースの完成度が高く、慣れてくるとほぼほぼドリフトしっぱなしで1周できるような爽快さがあり、ゲーセンでも並ばないと遊べないくらい人気だった。
たとえばスーファミ版のスト2は、もちろんゲーセンで対戦するための練習としてはじゅうぶん役に立ったが、ROM容量の都合で一部の技がカットされていた。
グラフィックの差こそあれ、ここまで移植度が高いとあっぱれと言うしかない。
すでに映画の話よりセガサターンの話のほうが長くなっている気がするがもうどうでもいいな。
吉田鋼太郎が森川葵さんに向かって「セックス」と言って困らせたのがぜんぶ悪い。
映画としてはメチャクチャお金をかけているのもわかるし、それなりに見どころもあるとは思うが、森川葵さん目的で観ると肩すかしを食らう可能性が高い。
しかし森川葵さんの魅力にハマってしばらくしてからこの映画を観ると、ものたりなくて不完全燃焼(ここでいう「不完全燃焼」というのは性的な意味ではないので注意)に陥るので、できれば早めに観てしまったほうがいいだろう。
後まわしにすればするほど後悔することになる。
視聴環境:アマゾンプライムビデオ
ラリーレース度 ☆☆☆☆☆
吉田鋼太郎はクソ度 ☆☆☆☆☆
森川葵さん度 ☆☆