ゴジラ映画をすべて観た人が語るブログ

スマホを横にして見るといいらしいです。

森川葵さんが声優をしている『魔女見習いをさがして』の東京国際映画祭での舞台挨拶について。

2020年11月3日。

ついに自分にとっての森川葵さん初現場がやってきた。

 

これは『おジャ魔女どれみ』を子どものころに観ていたオトナの女性3人が社会の荒波にもまれて成長するという物語で、『おジャ魔女どれみ』の続編だと思って観に行くと痛い目にあうアニメ映画である。

 

「アニメ映画なのに森川葵さんが? (うそっ、私の給料、安すぎ!? みたいなノリで)」と思う人もたくさんいるだろう。

いない? いることにしよう。

 

そう。この映画の主人公3人のうちのひとりに森川葵さんが声をあてているのである。

いわゆる声優のお仕事だ。

ちなみに森川葵さんが声優をするのは今回がはじめてではないので念のため。

(それなりに森川葵さんについてくわしいんだぞアピール)

 

本来の上映開始日はずっと先なのだが、東京国際映画祭というイベントでの試写会に申し込んだ。

なぜなら、森川葵さんとほかの人たちの舞台挨拶があるからだ。

豆知識だが、東京国際映画祭ロゴマークは、2020オリンピックのロゴ問題で燃えに燃えたあの人のデザインである。

 

この映画の主人公3人は、森川葵さん、松井玲奈さん、百田夏菜子さんが演じているので、チケットを申し込んだ時点でヤバいのでは? と思った。

猛威をふるっているコロナ禍のせいで、アイドルヲタクはアフリカの子どもが逃げ出すレベルで現場に飢えているはずなので、そうとうキツい当選確率な気がした。

 

スマホから申し込むときに画面が割れるような強さでタップしたのが功を奏したのだろう。

奇跡的にチケットがご用意されてしまった。

いつも用意しろよな・・・・。

 

当日は緊張して上映開始の2時間前に現地に到着してしまったが、べつに握手したり会話ができるわけでもないのに(もちろん「森川葵さーん!」とガヤるのも禁止)、とつぜん腹痛が襲いかかってきて「急になんなの!?」と声が出てしまった。

 

寄生獣』というマンガで、ひとクラスの生徒が全員惨殺された現場を目撃した新一に声をかけるミギーのように「キミはだいじょうぶなはずだ!」と自分で自分をはげまして深呼吸をすること数分。

ようやく落ちついてきた。

 

まだ時間があるので近所のサイゼリヤに入り白ワインを注文したが、ひと口飲んだとたん、気分が悪くなってきた。

そんなに緊張してるの!?

けっきょく500mlのデカンタもほぼ満タンの状態で店を出た。

 

いよいよ入場である。

列の距離を保つためにデッキの床に足のマークが等間隔にあるのに、自分の真後ろにデカいリュックを背負ったヲタクっぽい人がくっついてきて、ホントに気分が悪かった。

床を見ろ床を。

 

ぜったいこの人はアイドルのライブにはじめて行ったときに、ステージではなく盛り上がっている観客を見るのに夢中になってしまって、家に帰ってから「うるさい客がいたからライブを楽しめなかった」とSNSに投稿していいね数をそこそこ稼いで満足するタイプだなと思った。

外では床を見ろ。

中ではステージを見ろ。

 

あと赤いパーカーを着た、いかにもヲタク然とした人がやたらと目についた。

その人たちの時間ギリギリまで入ろうとしない姿勢が、どこかのアイドル現場でもよく見る光景で既視感モリモリだったが、すぐに理由がわかった。

あの人たち全員、夏菜子ヲタ(つまりアイドルヲタク)だ・・・・。

 

よほど現場に飢えているのだろう。

舞台挨拶の現場でも出席確認(アイドルに「来てくれてるんだな」と認識させる行為)の機会は逃したくないという気概のあらわれだと思われる。

 

これはまるでプリキュア映画の舞台挨拶に黄色いパーカーを着て行くようなもので、あまり歓迎されたものではないのではないかと気になったが、現在の世の中はコロナ禍。

時代はニューノーマル。いままでの常識は通用しないこともあるかもしれない。

 

逆に、松井玲奈さんのヲタクにもなにか特徴があるのかと思ったが、自分にはよくわからなかった。

 

わりとどうでもいい話題になってしまった。

コロナ禍だからしかたがない。

 

手指のアルコール消毒オッケー。

おでこでの検温オッケー。

会場に入る。

 

チケットを発券したとき2列目だったので「うひょマジかよ」と思ったが、じつは2階席の2列目である。

2階席は段差があるので背の高い客が前に来てもよく見える。せり出しているので距離もそこそこ近いし、森川葵さんの表情がなんとか判別できるのではないか。

そもそも森川葵さんの実物を見られるなら席なんかどこでもいいではないか。最前がいいけど。

 

などと脳内で自分を説得して着席した。

 

しばらくすると、女性のふたり連れが自分と同じ列にやってきた。

「○○ちゃんはこっち。私はこっち」と、なぜか自分をはさんだ状態で左右に座った。

マスクをしているからよくわからないしジロジロ見るのも不審者情報なのでわからなかったが、母娘か姉妹なんだろう。

自分越しに会話をはじめるいきおいだったので、右どなりの女性に「よかったら、替わります?」と提案して、事なきを得た。

 

しかし、どういう抽選のしかたをしているんだ運営。

おかしいでしょ。なんなの!?

 

で、ついに映画がはじまった。

で、映画がおわった。

 

そこで舞台挨拶である。

 

Wikipediaなんかを見て身長などのプロフィールは知っていても、やはり実物を見たことがあるかないかでは、ぜんぜんちがう。

ネットで画像を見て知ったつもりになっているのは自分的に耐えられなかったので、とてもいい機会であった。

はじめて見る実物の森川葵さんは、地獄のようにカワイかった。

とにかく顔がちいさい。

カワイといえば、最近の森川葵さんはチャンカワイをライバル視しているが、これはまたの機会に。

 

さてこの映画。

冒頭にも書いたように、幼少期にアニメを観ていたオトナの物語ということで、もしかしたら実写でやってもぜんぜんいけるのではないかなと思ってしまった。

 

たとえば『ときめきメモリアル』に夢中だった学生がオトナになってからの物語なんてどうだろうか?

 

ダメだ。

絵面がキツいし、なによりもヤバい問題が。

 

あれから20年以上たっても、オレたちやってることがなにも変わってない病んだ(◞‸◟)

 

視聴環境:EX THEATER ROPPONGI

 

森川葵さん度 ☆☆☆☆

初現場度 ☆☆☆☆☆

ソラちゃん役が森川葵さんだと知っていて声を聞いてもわからなかった度 ☆☆☆☆☆

 

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