1章 1節 『こつぶ』
「ナッちゃん、まだかよ。中に人いるからヤバいって!」
「待って、もうすこしで取れる!」
いつもより時間がかかっている。
「あ、人が来た!」
「よし、取れた!」
ガコン。
「オーちゃんは、なにがいい?」
「え!? いいから逃げないと!」
「はやく選んで!」
「あーあー・・・・じゃあブドウジュース!」
「ブドウジュースはむずかしいから『こつぶ』ね!」
「なんでもいいから!」
「よし、取れた!」
ガコン。
コーヒーと『こつぶ』というオレンジジュースの缶をそれぞれの手に握り、ふたりは自販機から離脱して中央公園に逃げた。
見つかってはいない気がした。
ふたりは下校途中にあるプレハブ事務所の前に設置された自販機から、ジュースを「拝借」するのが日課になっていた。
自販機の取り出し口から手を突っこんで、上のほうにある缶に指を引っかけると、缶ジュースが落ちてくるのである。
ただしこれにはコツが必要なうえ、落ちてきたジュースの缶は、かならずヘコんでしまうという欠点があった。
そのため、缶がヘコんでいるジュースを飲んでいる人を見かけると、ああ、そういうことなんだなとすぐにわかるのだった。
構造上の問題で、自販機の商品ディスプレイで見た真ん中にあるコーヒーはカンタンに取れるが、両端にいくほど難易度が上がり、とくにいちばん左にあるブドウジュースは、かなりの熟練を要した。
「はぁ、はぁ」
「あー疲れた」
コーヒーを取ったら逃げればいいのに、ボクのぶんまで取ろうとするナッちゃんに、ボクはけっして尊敬ではないけれども尊敬に似たなにかの感情をいだいていた。
ボクは、ブドウジュースを取れたことは、一度しかない。
ちなみにナッちゃんよりもボクの腕のほうが圧倒的に長いのに、かなわなかった。
この日に飲んだ『こつぶ』は、人生の中でいちばんおいしい『こつぶ』だった。
序説
午後8時13分。
「ふぁぼっても、いいんだよ?」
彼女のそのツイートで、世界が、動いた。
彼女のツイートを見た者すべてが、ふぁぼった。
彼女のツイートを見た者すべてが、リツイートした。
彼女のツイートを見た者すべてが、ふぁぼったあとに、リツイートした。
一般的には、ツイートから10分間以内に10回リツイートがないと、そのツイートが100ふぁぼに到達することはないとされている。
しかし、彼女のそのツイートは、そういうレベルを超えていた。
5秒後には1000回リツイートされ、さらに拡散スピードは伸びていった。
興味本位で彼女のツイートのURLを何度もリロードする者がいた。
彼がリロードするたび、そのツイートのふぁぼとリツイート数のケタは増えていった。
街でスマホの画面を見ながら彼女のツイートをリツイートした若者がふと空を見上げると、日没から数時間たった夜空にキラキラと輝いているなにかが降ってきているのに気づいた。
なにかが降ってきている気がする。
しかし、アレがどこに落ちるのかは、わからない。
そんな、なんとなく降ってくるんだなあという感覚。
隕石なのかどうなのかも、わからない。
ただ、アレが落ちてきたらヤバイよな? とだけは、彼にも理解できた。
スマホの画面を見続ける者。
空を見上げる者。
自分の最後の瞬間は、どうしたらいいのか。
スマホの画面を見ているほうがいいのか。
空を見上げているほうがいいのか。
スマホの画面を見る。
空を見上げる。
上がる。
下がる。
食べる。
吐く。
攻撃する。
防御する。
辛い。
甘い。
スキ。
キライ。
チ◯◯。
マ◯◯。
DQ。
FF。
生きる。
死ぬ。
ある行動を選択した瞬間に、その逆の選択は失われる。
人生は、選択の繰り返し。
選択を誤った時点でゲームオーバーになるかもしれないし、アメリカンドリームのような大富豪になれるかもしれない。
人生は、選択の繰り返し。
ずっと健康でいられるかもしれないし、若くして不治の病になるかもしれない。
そして、そんなことはどうでもよく、それぞれの立場はそれぞれに、それぞれの時間は流れていくのである・・・・。
逆張りでしか語れない人は、すごいよなっていう話
きょうは夕方から、ねむ推しの人と、松戸のホルモン焼き屋で飲んでから、なぜか銀座に移動して、ビールが1本6000円するような店でなぜかゴニョゴニョしていただいて、ひとり2000円くらいという、よくわからない飲み会のあとに、有楽町駅の有名なクズが集まるようなあの立ち飲みエリアに参加させてもらって、よくわからないけど、よくわからないままの飲み会だった。
よくわからないけど、最終的に集まったメンツが、いつぞやの四文屋と同じだったのがウケるwwww
よくわからないまま断言しちゃうけど、このメンツはホントにアル中のクズばかりだと思ったwww
アル中のクズ。
自分は、ホントにふつうのサラリーマン。
ほかの3人は、マジでなにやってるのかよくわからない。
アイドルというか、でんぱ組.incを応援するようになってから、自分は変わった。
まず、声が大きくなった。
「しかもカワイイ!!」
これは仕事をするうえで、ものすごく評価が高くなった。
つまり、ボーナスの金額が多くなったってことだ。
そして、周囲を巻き込むようになった。
なにかめんどくさいこと案件を頼まれたらすぐに「みんな、こんなヤバい案件きたウケるwwww どうすんだこれwwww」
と、自分で抱えこまずに全員でヤバいウケるwwww みたいに共有するようにした。
これはホントに効果が大きかったと思う。
めんどくさい案件を上司になすりつけられそうになったら、すぐにそれを拡散するといい。
理不尽なことを頼まれたら、自分で抱えないで「これこれこうやってくれって命令されたけど、どうしたらいいと思いますか!!」って叫ぶといいと思う。
一気にラクになるし、仕事も進むと思う。
つぎはみんなで、しちりんだな!
というアレのアレな話です。
みんなも、過激的なブログとかのタイトルだけを見て釣られて拡散するようなアホとかバカにはならないようにしようね。
なにをやるにしても。
「推しに喜んでもらう」
が最優先だと思います。
第2回 ゴジラ映画をすべて観た人のお悩み相談コーナー
まさかと思ったが、また質問がきたので答えてやる。
「今月から5時までの勤務になり息子と昼夜逆転の生活になってしまいそうで病んでいます...どうしたら良いでしょうか?推しのアイドルが深夜に活動する特性を持っているので、推しのツイートに対して一番初めにksrpを送りたいがために深夜に起きていられるよう深夜勤務にしてしまいました……◯◯◯◯◯さんは永遠のライバルです」(でんぱ組大好き@みりん推しさん)
まず最初に言っておく。
日本語でおk。
要約すると
「最近息子が産まれたが、今月から夜から朝5時までの勤務になってしまい、息子の顔を見られなくなるので病んでいる。それとはべつに、古川未鈴ちゃん(丸い)は深夜にツイートをすることが多いが、自分は仕事中なので真っ先にクソリプを送りたくても、即リプで有名な人にどうしても勝てないから困っている」
ということでいいのだろうか。
夜勤になったせいで息子の顔が見られないのと、推しに真っ先にリプできないという問題を天秤にかけて、推しへのリプを選んだということか。
それはそれでいいのではないだろうか。
ただ、配偶者にはナイショにしておいたほうがいいと思うぞ。
しかし、貴様が勝手にライバル視している相手。
最近はもっとリプが速いヤツが台頭しているぞ。
貴様の情報は古い。
おそらく専用サーバを建てて、スクリプトを組んで、FXの自動取引のように真剣に取り組まないと、真っ先にクソリプを送るのは、あきらめたほうがいい。
逆にいえば、専用サーバを建てて、スクリプトを組んで、FXの自動取引のように真剣に取り組めば、貴様は昼間に息子の顔を見られて、深夜は推しのツイートに最速でクソリプができるようになる。
わかったか!
※運営より※
いつも「ゴジラ映画をすべて観た人が語るブログ」をご覧になっていただき、ありがとうございます。
運営の成瀬ゴジ美と申します。
このお悩み相談コーナーは今後も相談を募集しています。
コメント欄にお悩みを書きこんでいただければ、つぎの記事で当ブログの代表から誠心誠意をもって、お答えさせていただきます。
深刻なお悩みでもだいじょうぶです。
「長文には長文で返す!」と、当ブログの代表も息巻いております。
今後とも「ゴジラ映画をすべて観た人が語るブログ」を、どうぞよろしくお願いいたします。
悪魔と戦った中学生の話
中学生のころ、なんの授業の担当だったか忘れてしまったが、
「
が口グセの教師がいた。
あまりの辞書を引けアピールに、
また「
「辞書の横」というのは、小口のこと。
※この画像はもちろん、無断転載である。
すでにヤツは、「生徒に教育をする」
人ではない。
人の姿をしたバケモノ。
しかし、われわれ人間だって、
ポツダム宣言を受け入れ陛下がウケたwwwwじゃなくて、
われわれは悪魔に対抗するために、
ある者は、体育の授業が終わったら手を洗わずに辞書をひたすら親指の腹でこ
ある者は、6Bの鉛筆の芯を親指なすりつけてから、
ある者は、鼻の脂を辞書の小口にこすりつけた。
何度も何度も。
こうして、
「どこを見ればその辞書が使いこまれていないのかがわかる」
しかし、あの悪魔は、
おそろしい! ああ、おそろしい!
「辞書を引けば、自然にページがしわくちゃになったりするんだ! そんな横だけ汚したってすぐにわかるんだからな!」
油断した。
失敗した。
この悪魔は、教師になってから(
血で真っ赤な戦場に残ったのは、
そのあとも自分のように、
さて、自分が知るかぎり、
現在も教師を続けているとは考えにくいが、いまの時代に「
よく「インド料理は手で食べないとホントの味はわからない」
そういう意味では、映画館の4DXで「シン・ゴジラ」
時すでに遅し。
第1回 ゴジラ映画をすべて観た人のお悩み相談コーナー
まず、きのう自分が書いたブログを読んで、
ふつうに「コメント欄やtwitterで聞いてくれ」
なんというバカなんだ。
ホームラン級のバカである。
というわけで、オレ様の人望のおかげで合計3件もの質問が届いた。
少なすぎ病んだ。
まずはこの質問だ。
「
これはwww
一発でだれのことかわかってしまったウケるwwww
そういえば「はい」「いいえ」
結論としては、ソープに行け。
むしろ、自分がソープに行くという、
自分がまずソープに行き、
使わないと決めた「ソープに行け」
つぎの質問にいこう。
「お勤めご苦労様です。当方在宅ですが質問失礼致します。
そこで質問なのですが、TKPさん的に、
なんでオレ様のブログにでんぱ組.
まずその「お勤めご苦労様です」をやめろ!
オレ様はヤクザではない!
(正確には、足を洗った)
ピンキー! からもがちゃんに「顔が好み」
たぶん貴様はニュータイプだな。
でもたしかに最近のピンさんはカワイイからな。
わからないでもない。
なかなか自分は観る時間が取れずにいるので『もがマガ』
オレ様の印象としては、あの番組でのもがちゃんは、
で、質問の核だと思われる「グループ内推し変」か。
かくいうオレ様も、
これはアレだな。
オレ様がでんぱ組.incを知ったきっかけは、
それを観たオレ様は思ったよ。
「なんだこれすごい」
オレ様も若いころには数々のブラック企業を転々と渡り歩くような
そんなオレ様にとって、この曲は完全に「刺さった」といえる。
ヤバいまったく質問に答えていないウケるwwww
で、かんじんのグループ内推し変だが、
在宅にも程度があると思うが、
逆に、推しに顔を認知されてからのグループ内推し変は、
たとえば貴様がアイドルだとして、
いや『ときめきメモリアル』というゲームで、
よし、まとめるぞ。
オレ様は認知をもらってからの推し変はクソだと思う。
また「推し増し」と称しての事実上の推し変は、死刑だと思う。
これくらいでいいか?
しかし、世の中にはいろんな考えの人がいるからな。
オレ様の意見だけを信じるのもよくないぜ。
あと、貴様にはひとつだけお礼をしたい。
『もがマガ』
この『』だ。
オレ様は以前は「」と『』を厳密に使い分けていたんだ。
『』の出番はおもに、作品名だ。
だが、一般常識として『』
なにもかも「」で済ませるようにしてから3年くらい経った。
しかし貴様の『もがマガ』という文章を見て、
やっぱり作品名には『』が最強だ!
これからオレ様は、いままでどおり『』をガンガン使っていく。
ありがとう。ホントにありがとう。
ちなみにオレ様がよく使う語尾の「・・・・」という表記。
これも常識ハズレらしい。
「……」が正解とのこと。
「…」のことを「三点リーダー」と呼ぶ。
つまり
「ざわざわ・・・・」←不正解
「ざわざわ…」←不正解
「ざわざわ……」←正解
なんでも、
じゃあ最初から「てん」で変換したら「……」
よし、最後の質問だ。
「こんにちは、いつも楽しくブログを拝見させてもらってます。
なんだこの質問。険しいな(怒)
まず、
そして、アイドルに微塵も興味がない。
そして、成瀬瑛美さん(カワイイ)に詳しいとお見受けした。
貴様のほうがどう考えてもくわしいだろこれ(怒)
あと、「成瀬瑛美さん(カワイイ)」じゃなくて「
ちゃんとおぼえて?
彼女の好みの男性のタイプか。
おそらく既婚の40代で、身長は176㎝、体重は65㎏。
好きなアニメは『魔法のスター マジカルエミ』みたいなヤツだろうな。
それは冗談として。
彼女の好みの男性のタイプって、そういえばぜんぜん知らないな?
おそらく、父親のことはタイプというか好きだと思う。
彼女に握手会やサイン会で「ボクのこと好き?」
それ以前に名乗ったこともないな病んだ。
おそらく、
かといって「
ここは貴様が本人にtwitterやらブログやら接触イベントや
もちろん、その情報はちゃんと報告しろよ?
こんなところでいいか?
よし、お悩み相談だけで記事が完成してしまった。
これもオレ様の人望だな~(だな~)
というわけで。
これからも、
誠心誠意をもって回答してやるぜ。
なんとかインタビューみたいなサイトより、ちゃんと答えるつもりだ。
最後に。。
この記事を書いている途中でわかった。
わざわざ言わなくてもいいようなことを書かせた、
なんでもかかってこい!
さて、このブログは勢いだけで開始したというのは、
たぶん、おもしろいと思ってくれる読者と、
残念ながらこのブログは、絶対に炎上しない。
炎上する要素が、まったくないのだ。
このブログを炎上させようという勇者がいたら、
ツイプラで炎上企画を立てて、飲もう!
いや、炎上したいなと思っているわけではなく、
もし俺様に書いてほしいブログネタがあったら、
あんまり険しいネタでもないかぎり、
ノリとしては「たけぴょんのお悩み相談コーナー」
コメント欄やtwitterで直接でもいい。
なにかしら投げかけてくれれば、どうせヒマなので、
このブログにはコメントという機能があって、そこに書くと質問できるんだわ。
そこで聞こう。
というわけで、ヒマなのでなんでも聞いてくれよな。
ただ、オレ様の生活環境とかには、いっさい答えない。
答えるのは、おまえらの悩みだけだ。
わかったら、お悩み相談をオレ様のブログにコメントして寝ろ。
数日後には、ありがたい答えがもらえるかもしれない。
なるべく「ソープに行け」は使わないようにする。
そろそろガメラ映画に手を出してもいいのかもしれない。
さて、ゴジラ映画はすべて観た。
自分が気が向いたときにライブを観に行く「でんぱ組.inc」というアイドルグループはグループとしてのライブの予定がしばらくないようだ。
ゾンビ映画はすべて観たいが、多すぎて把握できないうえ、だいたい酒を飲みながら観ているので、一度観た映画をもう一度観て5分くらいしたら「これ観たじゃん(怒)」となるパターンも多くなってきた。
(ちなみに、一度観た映画を観て5分で気づくのは脳ミソ的にはセーフらしい。最後まで観て気づく人はアルツのハイマー予備軍らしい)
ここは、アレか。
ゴジラと双璧をなすとウワサの、ガメラ映画に手を出す機運が高まっているのではないか。
だが、そうなってしまうとブログのタイトルが
になってしまうと危惧している。
ならねーよ、バーカバーカウケるwwww
どうでもいい情報だが自分はもし、でんぱ組.incに出会わなかったら、キンミヤ梅割りを知ることもなかったのかなあとか、わけわからない大きさのつくねを知ることもなかったのかなあとか、ドリンクを注文すると同時に一品料理が出てくる中華料理屋(どう考えても食べ残すだろウケるwwww)に出会うこともなかったのかなあとか、「やほ」というかけ声だけで注文とおかわりと会計ができるお茶漬け屋を知ることもなかったのだろうなあ。
ぜんぶ食べ物の話題ウケるwwww
このブログの特徴は、なにかを語っているようでじつはなにも語っていないところだろう。
読んで勝手に想像たくましく妄想を広げてしまう被害者が多いように思う。
ホントにもうしわけなく思う。
そういう意味では完全に炎上誘発ブログ(そしてこのブログは炎上しない)であるが、たまにキラリと光ることを書いているので無視するのはもったいないし、油断できない。
自分で書くかそういうことウケるwwww
「魔法のスター マジカルエミ」で自分が学んだことと「でんぱ組.inc」の2回目の武道館ライブの感想と、ゴジラ。
自分は子どものころからガンダムのようなロボットアニメよりも、ミンキーモモやクリィミーマミなどの、どちらかというと女のコが観るようなアニメをばかり観て育っていったので、確実にその時期の人格形成がおかしくなったのは自覚している。
そして、その趣味を友だちどころか家族にも完全に隠していた。
これをおおっぴらに出せるようになったのは、インターネットのおかげだと思っている。
同じ趣味を持つ人たちだけで集まれるのは、楽しい。
自分を隠さず出せる。それだけで楽しいのである。
- 魔法の天使 クリィミーマミ
- 魔法の妖精 ペルシャ
- 魔法のスター マジカルエミ
- 魔法のアイドル パステルユーミ
- 魔法のステージ ファンシーララ
という5本のアニメがあるが、このなかでクリィミーマミとマジカルエミ、ファンシーララは、10歳の少女が妖精と出会って大人に変身するという魔法を授けられ、アイドルとしてステージに立つという内容だ。
ファンシーララに関しては、アイドルというよりはスーパースターやモデル的な立ち位置。
ペルシャは原作があり、シリーズのなかではかなり毛色がちがうアニメ。
(しかし、大人に変身するとペルシャがいちばん美人なのは意見に個人差もあるだろうから、もっと書きたいが省略)
もし興味があったら、公式サイトを見ればいいだろう。
先に言ってしまおう。
この記事は、自分のためだけに書いている。
だれが読んでも、おそらくおもしろくもなんともない。
クリィミーマミとマジカルエミだが、これは少女が大人に変身してアイドル活動をするというアニメではあるが、その内容はまったくの別モノ。
クリィミーマミは、事前に引退ライブをすると発表した。
マジカルエミは、なにも告知することなく、とあるライブを最後に姿を消した。
このちがいが、大きい。
マジカルエミの主人公「香月 舞(かづき まい)」は、おじいちゃんが運営するマジック劇団「マジカラット」で劇団の手伝いをしているが、自身もマジシャンにあこがれておりマジックに挑戦しているが、もともと不器用なのでマジシャンへの道のりは遠い。
引っ越しのさいに、古ぼけた鏡を見つけた舞は、そこで鏡の妖精「トポ」と出会う。
トポ自身は激しい発光体で、舞はまぶしくて直視できないので、しかたなく近くにあったモモンガのぬいぐるみに潜り込み、以降はペットのモモンガとして行動を共にすることになる。
マジシャンにあこがれる舞に対しトポは、大人に変身する魔法を授ける。
大人に変身した状態でマジカラットの一員としてステージに参加するが、トポから授かった魔法の力は大きく、マジックのスキルが団員の中でもずば抜けて高かった。
これをたまたま観ていたテレビ局の大物プロデューサーがマジカルエミに目をつけて、強引にアイドルとしてデビューさせてしまう。
舞(マジカルエミ)は、マジカラット全員でテレビ出演ができるものだと思い喜んでいたが、プロデューサーはエミをソロでテレビに出すことしか考えていなかった。
そんなすれちがい案件がいろいろとあり、紆余曲折があるのだが、しだいに舞は魔法で変身してかんたんに名誉あるマジシャンに贈られる賞を取ったことに疑問をいだくようになる。
いま風に表現すれば、「チート」である。
名誉ある賞の名前は「エミリー・ハウエル賞」
大昔に天才マジシャンと騒がれたエミリー・ハウエルという女性マジシャンの名前から取られた賞。
舞は、自分の部屋の扉にエミリー・ハウエルのポスターを貼っているくらい、彼女にあこがれていた。
とあるきっかけで、舞は天才と騒がれていたエミリー・ハウエルも幼いころには不器用でマジックを何度も失敗するが一生懸命にレッスンをしているビデオを観て感銘を受ける。
そして、エミリー・ハウエル賞を取ったときに、舞は決断をした。
「魔法を返そう」
つぎの公演で、魔法を返すよとトポに言う舞。
「ああ、そうだな」とだけ返事をするトポ。
公演中に、トポはモモンガのぬいぐるみから抜け出し、自分の世界に帰っていく。
ただ魔法を返すだけだと考えていた舞は、公演が終わったあとにモモンガのぬいぐるみが「ただのぬいぐるみ」になっていることに気づく。
「ずるいよ、トポ。さよならも言わせないなんて」
魔法の力を借りてマジックを成功させても、それは自分の力ではないことに気づいた舞だが、魔法を必要とされないトポは、その時点で舞のそばにいる意味がないことまでには考えがおよばなかったようだ。
「魔法のスター マジカルエミ」は、自分がいちばん好きなアニメである。
とくにラスト2話の疾走感。
このアニメを知らない人は、人生を損していると思うくらいにおもしろいアニメなので、よかったら観てほしい。
自分のDVDを貸すまである。
さて、疾走感といえば、先日の「でんぱ組.inc」というアイドルグループの2度目の武道館でのライブだろう。
- W.W.D
- MC 自己紹介
- ちゅるりちゅるりら
- 君も絶対に降参しないで進まなくちゃ!
- 最Ψ最好調!
- サクラあっぱれーしょん
- くちづけキボンヌ
- キラキラチューン
- Dear Stageへようこそ
- でんでんぱんしょん
- でんぱれーどJAPAN
- W.W.D2
- MC メンバーの独白
- WWDBEST
- 以下【アンコール】
- ORANGE RIUM
- MC
- 破! to the Future
- Future Diver
こんなセトリ(曲順)だった。
ライブが終わったあと、ちょっとボリュームが少なかったなと思ったが、あとでこのセトリを見て自分は震えた。
「でんでんぱっしょん」のつぎに「でんぱれーどJAPAN」が来たところで、完全に「疾走感」を感じた。
あと個人的には、でんでんぱっしょんのところで小芝居をやってくれたのが、ホントにうれしかった。マイクトラブルがあったようだが( ´_J`)
また、このセトリを見たら、ナゾカラが入る余地はないなと。
これは、しかたがない。
どこかのタイミングのMCで、メンバーのひとりが「今後のライブの予定がない」と言っていた。
しかし「でんぱ組.incをあきらめません」とも言っていた。
「でんぱ組.incを続けたい」
「もっと有名になりたい」
「ソロ願望があったけどいまはでんぱ組.incでずっと活動したい」
などなど。
3年だか4年だかあまりよくわからないが、いままでを振り返るといろんなことがあった。
現時点での自分が行ったでんぱ組.inc関連の現場が約275回。
仮に4年間だとして、365x4=1460。
1460÷275=5.30909091。
5日に1回は、成瀬瑛美ちゃん(カワイイ)に会いに行っていた計算になるのだろうか。
まあ、その結果を見たところでどうというわけでもないが、なんとなく数値化しておきたいなというのは、あった。
自分は、でんぱ組.incの現場に行きはじめてから、とても恵まれた存在だったと思う。
お団子が最高にカワイイアイドル。
圧倒的に強い嫁。
キモチ悪いお友だち。
こういう人たちとの出会いと、でんぱ組.incを知った時期がカッチリ嚙み合ったのかなあと。
自分は幸せ者だと思う。
逆に、ちょっと話したら「この人とはぜんぜん考えかたがちがう無理ゲー」だと思った人たちもいる。
言ってることとやってることがぜんぜんちがう人もいる。
あきらかにそれ犯罪レベルでしょという人もいる。
「争いは同じレベルの人どうしでしか発生しない!!!!」
この金言を信じて、そういう人たちとは、ぜったいに同じ土俵に立たないようにしていたかもしれない。
ただ、ひとつだけ言っておきたいことがある。
こういう状態でSNSに踊らされている人を見ると、かわいそうに思う。
こういうときにこそ、その人の「地」が出る。
悲しいし失望するしホントに見たくないけど、マジでその人の「地」が出てしまっている。
いままで信用していた、自分的には「キモチ悪いお友だち」だと勝手に思っていた人たち。
これ以上twitter上で、みっともない姿を晒さないでくれ・・・・。
最後に、自分が大好きなマジカルエミのEDを貼っておく。
マジカルエミ、ホントに名作アニメなので。
よかったら観てほしい。
あと、どうでもいいんだけど、自分があの切手を最速で使ったと思う。
届け、この思い。
(内容は、レスもらったもらえなかったみたいなクソ手紙です)
また、今回のライブで古い曲の中から「君も絶対に〜」を復活させたのも、そういうコンセプトだったのだなと気づいて愕然とした。
グダグダ言ってるのホントにカッコ悪いぜ。
進まなくちゃ!